「構造のみロード」で図面を開く際、図面中に詳細ビューの境界として、「長方形」を使用している場合、 「オブジェクトが予測される場所にありません。」というエラーが発生し、開く事ができない。
再現手順:
1.モデルパート、及び、それを参照する図面(ノンマスタ)を準備
2.図面環境で、ベースビュー、及び詳細ビューを作成
3.詳細ビュー作成後、ビュー境界を長方形に変更(ビュー境界を選択>マウス右クリック>境界>手動長方形)
4.ベースビューに注記を作成(「注釈ビュー/ビューを選択」で作成するビューを選択、及び、「位置を指定」でフェースを選択)
5.保存しパートをクローズ
6.図面パートを開く(「ロードオプション」として「構造のみ」を指定)
この挙動は、NX の不具合によるもので、NX 2312シリーズで修正されました。
Notesこの問題は、「注記」を作成する際に「注釈ビュー」を指定し選択したビューに配置し、且つ、「位置を指定」にする際にフェースに対して作成されている(参照している)場合にのみ発生します。
尚、「公差記入枠」やその他「注釈」グループの各種コマンド於いても、同様の現象が発生します。
NX 2206シリーズ以前のNXで作成されたパートファイルで問題が発生するもので、NX 2212, NX 2306で作成されたパートファイルでは問題は発生しません。
尚、NX 2212、NX 2306シリーズの場合、NX 2206シリーズ以前に作成したパートファイルに於いて同様の問題が発生しますが、新規に作成したパートファイルでは問題が発生しません。
NXシリーズ毎のパートロード時における挙動:
***英語記事につきましては、PL8764080をご参照ください。