「領域をチェック」コマンドは、パートファイル内にソリッドボディが1つしか存在しない場合にのみ、コマンド起動時にそのソリッドボディが自動的に選択される仕様だが、複数ソリッドボディが存在していても一つのソリッドボディが選択されてしまうことがある。
オンラインヘルプから抜粋
https://docs.sw.siemens.com/ja-JP/doc/209349590/PL20220512394070742.mpv/molded_part_validation_dialog_topics
この動作は仕様になります。
「領域をチェック」コマンドは、開いているパートファイルやアセンブリにソリッドボディが複数存在していると、通常はコマンド開始時にボディが選択されないのですが、名前属性に“UM_PROD_BODY” が設定されているソリッドボディが存在していると、ソリッドボディが複数あったとしても“UM_PROD_BODY” 属性を持つソリッドボディを自動的に選択します。
“UM_PROD_BODY” 属性は、モールドデザイン(モールドウィザード)アプリケーションを使用すると付加される属性で、モールドアセンブリにはこの名前属性を持つソリッドボディが1つだけ存在する必要があります。
このソリッドボディはその後のモールドデザインの操作で使用されます。
Workaround
別のソリッドを選択したい場合には、一度Shiftキーを押しながら選択されているソリッドを選択解除し、その後別のソリッドを選択します。
ソリッドボディの名前属性から “UM_PROD_BODY” を削除/変更することで、複数ソリッドボディが存在している場合でもコマンド起動時に自動的に選択されることを回避することはできますが、モールドデザインアプリケーションを使用する場合には推奨されません。