スケッチ寸法を、他のコンポーネントに存在する要素の寸法値を利用し、パート間式として作成しました。以前のNXでは、公式(式右辺)に表示される値として、例えば、「model1::p1」と表示され、視覚的に参照するコンポーネントパート名を知ることができましたが、確認する限りNX 1953以降のNXでは名前を表示できません。
再現手順:
1.NX9以前のパートでパート間式を活用しているパートを開く
2.パート間式を確認
NX 10以降の挙動:コンポーネントパート名が式に表示されない
NX 9までの挙動:コンポーネントパート名が式に表示される
この挙動は、NXの設計された通り動作しており、NX10以降全て同様の挙動です。尚、NX 10の機能拡張に伴う変更があった事に起因しています。
WORKAROUND:
式に参照するパート名を表示する事はできませんが、スケッチ寸法選択>「編集」>マウスカーソルを式入力フィールドに合わせる事によって、一時的にポップアップ表示する事が可能です。
このリリースにおける追加機能 – NX10
https://docs.plm.automation.siemens.com/tdoc/nx/10/whatsnew#uid:index_xid293078:xid718232:xid913871
***英語記事につきましては、PL8715035をご参照ください。