NXパート保存時にJTファイルが自動的に保存されますが、Teamcenter VisualizationでそのJTを開いたとき、レイヤ情報が存在したいためレイヤによる制御ができない。尚、エクスポート(ファイル>エクスポート>JT)したJTファイルにはレイヤ情報が存在しています。
再現手順:
1.NXでレイヤ分けしたパート作成(幾何学形状は、ソリッド要素1つ)
2.ファイル>保存>保存オプション
-1.JTデータを保存を選択>OK
-2.ファイル>保存>保存
3.Teamcenter VisualizationでJTファイルを開く>レイヤフィルタ
Solutionこの挙動はNXの設計した通り動作しています。単一の(ソリッドなどの)幾何学要素しか存在しない場合、レイヤ情報は出力されません。
回避策:以下の何れかを実施
1.ポイントやラインなどワイヤフレームを追加し、複数の幾何学形状とする。
2.JTファイルをエクスポートする。(ファイル>エクスポート>JTコマンドを使用)
Teamcenter Visualizationで回避策を実施したJTを開く:レイヤ情報が存在しています。
上記1によって、ワイヤフレームをJTに保存する場合、予めMODEL参照セットに追加しておく必要があります。
***英語記事につきましては、PL8709440をご参照ください。