NX 1926以降のクイックピックダイアログの表示位置がカーソルの近傍に表示されず、常にグラフィクスウィンドウの右上に表示されるようになったので、以前と同様にカーソルの近傍に表示させたい。
クイックピックの表示位置はNX 1926で機能強化として変更され、グラフィクスウィンドウ右上になりました。
https://docs.sw.siemens.com/ja-JP/doc/209349590/PL20191127135844554.whatsnew/xid1851090
一度クイックピックの表示位置を変更するとその位置が記録され、次にクイックピックが表示されるときは最後に表示された位置に表示されます。
NX 1926ではそのセッションが終了すると、次回のNX起動時はクイックピックダイアログの表示位置がリセットされてグラフィクスウィンドウ右上に戻りましたが、NX 1953からはセッションを終了しても位置が記録されるようになっています。
さらにNX 1980ではお客様からのご要望により、以前のようにカーソル近傍にダイアログを表示させる設定が追加されました。 クイックピックダイアログの左上にある▼をクリックして表示される「ピン位置」の “✓” を外すことでカーソル近傍にダイアログを表示させるようにできます。
設定は保存されるのでセッションを終了しても位置情報は保持されています。
NX 1899以前の「選択の設定」にあった「ダイアログ位置をロック」はNX 1926からなくなりました。