モデリング環境で「表示/非表示」(Ctrl+w)を使用して曲線を非表示にすると、NXのバージョンにより製図環境でのビュー内の表示に違いが生じる。
非表示指定前の状態
・NX8.5以前のバージョンの場合
モデリング環境での曲線非表示指定により、製図環境においても図面ビュー内で曲線のみが非表示になる
・NX9以降に作成された図面ビューの場合
モデリング環境で曲線のみを非表示指定したが、製図環境の図面ビュー内では曲線以外のオブジェクト(ソリッドの投影曲線やスケッチ曲線など)も非表示となる。(データムは非表示とならない)
Solution
この現象は仕様です。
NX9以降では、カスタマデフォルトの製図 > ビュー > 共通 > 構成タブ内の「表現」のデフォルトが "正確" に、また「抽出エッジ」が "ON" に変更となったことによる動作です。
NX9以降でも、カスタマデフォルトのビュー表現設定を "正確(NX8.5より前の)"、及び「抽出エッジ」が "OFF" になっている場合には、新たに作成したビューにおいてはNX8.5以前のバージョンと同様の動作となります。
それ以外のビュー表現設定ではモデリング環境で「表示と非表示」(Ctrl + w)コマンドを使用して曲線を非表示にすると、製図環境のビュー内の描画曲線がデータムを除き非表示になります。
表現設定が "正確" であっても、モデリング環境で「非表示」(Ctrl+b)コマンドを使用することでこの現象を回避できます。
Hardware/Software Configuration
Platform: INTEL
OS: windows
OS Version: 1064
Product: NX
Application: DRAFTING
Version: V1847
Function: DRAWING/VIEW
Ref: 002-8561982