NX1953からデフォルトとなっている新スケッチャーを起動すると、NXがしばらくフリーズしたような状態になることがあります。
NX1926シリーズにても、アーリーアクセスフィーチャで新スケッチャーを使用するように設定した場合にも発生し得ます。
また、スケッチ開始時にユーザ名、パスワードの入力による認証を求められる場合もあります。
Solution
この問題はNX 1980で修正されます。
Workaround
NX1926, 1953 シリーズでは、下記環境変数の設定により遅延を回避できます。
UGII_WELCOME_PAGE=https://docs.sw.siemens.com/documentation/external/PL20200507135732916/en-US/static/welcome/nx/background.html
また、NXが新スケッチャー紹介コンテンツを表示しようとして、同じような遅延が発生する場合があります。 その際は下記環境変数の設定により遅延を回避できます。
UGII_SUPPRESS_DEFERRED_MESSAGE_DIALOGS=1
基本的には上記設定にて回避できますが、上記設定を実施しても改善しない場合には下記を設定します。
UGII_EMBEDDED_HELP=none
*この環境変数を設定すると、各種コマンドダイアログ表示時にF1キーを押した時やスケッチ環境に入った場合のWebブラウザパレット内ヘルプが表示されなくなります。
Hardware/Software Configuration
Platform: INTL64
OS: windows
OS Version: 1064
Product: NX
Application: DESIGN
Version: V1953
Function: SKETCHER
Ref: 002-8552680