NX10以降のバージョンでは、バンドルやライセンスサーバ設定を環境変数で指定しても、NX起動時にその値を参照しないことがあります。
NX10以降のSiemens PLM Software Licensing Toolにて一度でもバンドル設定やライセンスサーバの設定をしてしまうと、環境変数: UGS_LICENSE_BUNLE や SPLM_LICENSE_SERVER が設定されていたとしても、NX起動時にその設定が参照されません。
Solution
NX10以降のSiemens PLM Software Licensing Toolで設定を実行すると、下記レジストリの書き込みを行います。
• \HKEY_CURRENT_USER\Software\Siemens_PLM_Software\Common_Licensing
- NX_BUNDLES
- NX_SERVER
NX10以降では、NX起動時に 1. レジストリの値、2. 環境変数の値 という順に参照します。
レジストリに上記エントリがなければ環境変数を参照します。
レジストリに書き込まれた後にバンドルやライセンスサーバの設定を変更したい場合は、Siemens PLM Software Licensing Toolを使用してください。
レジストリエディタでこれらのエントリを削除することで環境変数を参照するようにできますが、レジストリ編集にはリスクを伴うためお勧めはいたしません。
Hardware/Software Configuration
Platform: INTL64
OS: windows
OS Version: 1064
Product: NX
Application: SYSTEM
Version: V10.0
Function: SYSTEM_TOOLS
Ref: 002-8552593