パターンフィーチャで向きオプションを「フェースに従う」&「フェース法線に沿って」とした場合、パターンするフィーチャの参照点をデフォルトの位置のままで実行すると、パターンした形状がオリジナルとは異なってしまうことがあります。
曲面上に既存フィーチャをそのフェースに添わせてパターン配置したい場合、向きオプションを下記のように設定する場合があります。
パターンフィーチャコマンド起動後、パターンしたいフィーチャを選択しますが、その際NXはモデル上のフィーチャ形状の重心近辺を参照点として自動認識します。
パターンの向きオプションの投影方向が「フェース法線に沿って」の場合、NXはその参照点を選択したフェース上に配置します。
すると、作成されたパターンはオリジナルのフィーチャとは異なる形状になることがあります。
Solution
この動作は仕様です。
上記のオプションを使用してデフォルトの参照点のまま実行しても、作成されたパターン形状がオリジナルと異ならないようにするERが提出されています。
Workaround
パターンしたいフィーチャ選択後、参照点がフェース上の点となるよう意図的に指定することで、この現象を回避できます。
Hardware/Software Configuration
Platform: all
OS: n/a
OS Version: n/a
Product: NX
Application: DESIGN
Version: V1953
Function: FEATURE_MODEL
Ref: 002-8552304