線形ランプを使用することで、指定のイタレーションをかけて徐々に不足緩和係数を増加させます。これにより計算初期の発散を回避することが可能です。
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計算初期に発散する場合に、線形ランプを使用することでそれを回避できる場合があります。
線形ランプはソルバー以下に設定箇所があります。
不足緩和係数を指定したイタレーションをかけて線形に増加させます。
計算初期で不足緩和係数を小さくすることで、物理量の変化を小さくします。
以下は同じモデルで線形ランプ有り無しで、発散が回避できた例です。
線形ランプなし(ramp_nashi_2310.sim)
線形ランプあり(ramp_ari_2310.sim)
ただし、発散の原因は様々であり線形ランプを設定してうまくいかない場合もあります。
そのような場合はメッシュや境界条件、その他についても見直す必要があります。
以下のFAQも参考にしてください。