Simcenter STAR-CCM+ 線形ランプを使用して計算初期の発散を回避する

2024-04-12T08:18:51.000-0400
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サマリ

線形ランプを使用することで、指定のイタレーションをかけて徐々に不足緩和係数を増加させます。これにより計算初期の発散を回避することが可能です。


詳細

計算初期に発散する場合に、線形ランプを使用することでそれを回避できる場合があります。
線形ランプはソルバー以下に設定箇所があります。

0_ramp.png


不足緩和係数を指定したイタレーションをかけて線形に増加させます。
計算初期で不足緩和係数を小さくすることで、物理量の変化を小さくします。

1_sample.png

以下は同じモデルで線形ランプ有り無しで、発散が回避できた例です。

線形ランプなし(ramp_nashi_2310.sim)
2_diverge.png


線形ランプあり(ramp_ari_2310.sim)
3_covregence.png

ただし、発散の原因は様々であり線形ランプを設定してうまくいかない場合もあります。
そのような場合はメッシュや境界条件、その他についても見直す必要があります。
以下のFAQも参考にしてください。

KBアーティクルID# KB000128697_JA

目次

サマリ詳細

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