この記事では、接触ベースインターフェースを用いる際のレポートの使用方法について説明します。
接触モードインターフェースは、シミュレーションを設定するためのパーツベースアプローチの一部です。パーツベースアプローチの主な考え方の1つは、ジオメトリの準備とメッシングを物理モデルから分離することです。接触モードインターフェースの主な利点として、領域/境界/インターフェースフォルダの下にある設定項目を大幅に減らせるということがあります。これらの設定項目には、共通の物理設定を共有するパーツ/サーフェス/接触のグループが含まれているからです。しかし、レポートやポスト処理を行う際には、より細かいレベルの粒度を保持することが重要です。この記事では、接触モードインターフェースを使用する場合のレポートの使用方法について詳しく説明しますが、同様の考え方は可視化にも当てはまります。
例として、グラフィックカードの共役熱伝導シミュレーションを見てみましょう。
このシミュレーションには、23の固体パーツと3つの流体パーツが含まれていますが、図のように固体領域と流体領域は1つずつしかありません。さらに、固体-固体間の接触面が31、流体-固体間の接触面が25ありますが、固体-固体のインタフェースと流体-固体のインタフェースは1つずつしかありません。
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